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今日も朝から平和だ。 妹に起こされ、飯を食い、家を出て、ハイキングコースのような通学路を登る。 何の変哲もない日常。……まぁ、学校についたら不思議な連中に会う事になるけどな。やれやれ。 教室に入ると、不思議な連中のボス、涼宮ハルヒはすでにいた。 よう、ハルヒ。元気か? 「……微妙ね。ちょっと嫌な夢を見ちゃったから」 嫌な夢だと? 俺は閉鎖空間なんか行ってないから普通に悪夢を見たのか。 そりゃ残念だったな。元気だせよ、夢は夢でしかないからな。 ハルヒはもう一度視線を窓の外に向けて返事をした。 「わかってるわよ」 触らぬ神に祟り無し、だな。今日は大人しくして、あまり喋りかけないどくか。 それから、ハルヒはペンでつついてくることも無く、ただただ窓の外を見続けて授業を消化していた。 「おい、キョン。夫婦喧嘩でもしたのか? 涼宮の奴、えらく機嫌が悪いぞ」 誰と誰が夫婦だ、バカ谷口。ハルヒが何を考えてるなんかわからん。 「今のあいつ、中学の時みたいだぞ……おー、怖っ!」 確かに、今日のハルヒの人を寄せつけなさは、去年と同じくらいかもしれん。 何と言うか……心を閉ざしてるみたいだ。 せっかく、阪中とかとも仲良くなって、明るくなってきたんだけどな。 しょうがない、ハルヒのことならなんでもわかってしまう超能力者に不機嫌な理由を聞いてみるか。 そしたら少し元気付けてやろう。 ハルヒは掃除当番だし、ちょうどいいよな。 そう思い、放課後までの時間をゆるやかに過ごし、部室へ行った。 「何も変化はありませんよ? 閉鎖空間も生まれてませんし」 じゃあ、何であいつは不機嫌なんだよ。 「わかりませんね。直接聞いたらどうですか?」 それが出来ないから聞いてるんだよ、馬鹿野郎。 それから、朝比奈さんと長門にも聞いたが、芳しい返事は得られなかった。なんなんだよ、あいつは。 理由も無しに不機嫌を撒き散らすなんて、歩く公害か? まったく、ガキじゃあるまいし……。 「それにしても、涼宮さんの力が落ち着いたという説もあながち間違ってなかったかもしれませんね」 などと、いきなり古泉は語り始めた。 「1年前ならば、不機嫌になったらすぐに閉鎖空間が出来ていたのですが、今は違いますからね。 僕達の力が失われるのも近いかもしれません」 それはよかったな。そうなったらよく眠ってくれよ。 「もちろんですよ。閉鎖……」 バン! ……マズい、ハルヒが来た。聞かれてないよな? 古泉も少し笑いかたが不自然になっていた。 「『閉鎖』ってなんの話? どこの何が『閉鎖』したの?」 あぁ、えーとだな……。 「商店街のスーパーに知り合いがいましてね。職がなくなるかもしれないと言われて、キョンくんと不況について話していたのですよ」 古泉は台本でも用意していたかのように、サラッと言ってのけた。 よくもまぁ、こんな嘘を咄嗟に思いつくもんだ。 「……嘘よ。スーパーなら『閉鎖』じゃなくて、『閉店』を使うでしょ。古泉くんみたいに頭がいいなら尚更」 古泉は『しまった』というような表情を、笑顔と混ぜて俺を見てきた。 俺にどうしろってんだよ、バカ。 ハルヒ。何と言うか……その……うぉ!? 何故、俺はこんな素頓狂な声を出したのか? 理由は簡単。驚いたからだ。 じゃあ、何故に驚いた? ……ハルヒが立ったまま涙を流し始めたからだ。 おいおい、どうしたんだよ、ハルヒ。 「うるさい! 触るな!」 肩にそっと触れた俺は、蹴り一発で吹っ飛んだ。……痛いぞ、馬鹿力。 「あ、あの……大丈夫ですか? どこか痛いとか……」 「触るなって言ってんでしょ!」 これはまた驚いた。俺だけでなく、少しだけ触れた朝比奈さんでさえ突き飛ばしたのだ。 もう一度、問うしかなさそうだな。 おい、ハルヒ! 何があったかきちんと話さないとわからん! 「……あたし達、ずっと仲間だって……親友だって信じてたのに」 ハルヒは涙を床に落としながら、立ち尽くして口を開いた。 「いっつもあたしが来たら隠し事してるでしょ! ずっと前からわかってるのよ!」 古泉も、朝比奈さんも顔が動揺している。長門も若干、読書に気が向いていないようだ。 「あたしだけ除け者なんて酷いわ! あたしは団長よ、何であたしにだけ隠すのよ!?」 それはお前にバレたらマズいからだ。……と心の中で言ってみた。何も変わらん。 「みんな、バカよ……。あたしの気持ちもわかってくれない。それであたしを置いて消えちゃうんでしょ!?」 なんだそれは? ハルヒ、どういうことだ? 俺達は消えたりなんかしないぞ。 「夢の中で、あんた達が内緒話しててさ……あたしが輪の中に入ろうとしたら見捨てて四人で消えちゃったのよ……」 ……だから、朝から機嫌が悪かったのか。 「起きてから気付いたわ。みんな、あたしが来ると妙に何か隠してるような態度を取るって」 ……ハルヒ。 ハルヒの目から零れる涙は、未だに止まらなかった。 「あたし達、仲間じゃないの? 親友じゃないの? なんでも打ち明けてよ! じゃないと……不安で……また、昔みたいに一人ぼっちはやだよ……せっかく仲間が出来たのに……」 とうとう、ハルヒは涙を流したまま、その場に座り込んでしまった。 何か声をかけるべきか? ……しかし、かける言葉がみつからない。 正体がバレたり、ハルヒが能力に気付いたらヤバいからだ。 それを気にしてか、誰も喋らないまま5分程、時が流れて、ハルヒが喋りだした。 「……みんな、隠すんだ……。あたしだけ、除け者……。いや、イヤ、嫌!」 おい、落ち着…… 「あたしに隠し事しないでっ! 全部教えなさいっ!」 ハルヒがかなりの大声で叫んだ瞬間だった。妙な感覚に部屋が包まれた。 同時に、ハルヒが頭を抱えて、震えだした。 「な、なによこれ……」 何が起こってるんだ、長門。 「この部屋に情報が急激に集まっている。……わたし達の記憶が、涼宮ハルヒの脳に映し出されている……危険」 「え、朝倉が……キョンを? 有希? ……何これ」 今は、俺が朝倉に襲われた時に長門が助けてくれた辺りか。……じゃない! どうにかしろ、長門! 「不可能。催眠、記憶操作、全てに対して涼宮ハルヒがプロテクトをかけた。情報が止まるまでは手が出せない」 「古泉くんが……赤い……球に?」 今は、俺が古泉に閉鎖空間に連れてかれた時か。……何も出来ないなんて最悪だ。 「みくるちゃん、と……キョン? あれは……む、昔のあたし?」 ……七夕の時、か。 「嘘……あ、あの時の……キョンとのキス……?」 ………………。 みんな沈黙を続けていた。そりゃそうだ、喋れるわけがない。全てがバレてしまって、それどころじゃないんだろう。 「あ……」 は、ハルヒ! しっかりしろ! ハルヒはその場に横になった。気を失ってしまったようだ。 保健室に行くぞ。朝比奈さん、先に行ってベッドの準備を! 「は、はいっ!」 「困りましたね。涼宮さんがまさかあのような感情を抱いていたとは……」 保健室のベッドで横になるハルヒを見ながら、古泉は呟いた。 よく考えると、ハルヒほど頭のいい奴が隠し事に気付かないはずがない。 ずっと気付いてないフリをしていたんだよな、俺達とずっと仲良くしていきたかったから。 ……朝比奈さん、どこに行こうとしてるんですか? 古泉も。 「え? あ、いや、あのぅ……報告しないと……」 「僕も、機関の方に連絡を……」 未来人、超能力者、こいつらの組織には正直、うんざりだ。 仲間が倒れてるのに、上への報告が優先か。ふざけるなよ。 ……と言おうとした瞬間だった。先に声を発した人物がいた。 「あなた達は、間違っている」 意表をつかれたね。ハルヒを除いた、ここにいる全員が長門が発言したことに驚いていた。 「涼宮ハルヒは、わたし達のことを『親友』と言った。『親友』なら、起きるまで何を差し置いても付き添ってあげるものだとわたしは把握している。……違う?」 そんなことはない。お前の意見は至極真っ当だ。 「……すみません。団員失格ですね。僕はどうかしてたみたいです」 「わ、わたしも……。ごめんなさい、長門さん、キョンくん、……涼宮さん。」 やれやれ、今回も長門のおかげか。まぁ、俺も同じようなことを言おうとはしたんだがな。 それから、ハルヒが起きるまでの1時間は、ハルヒが起きた後の対策論を俺は黙って聞いていた。 ハルヒは能力のせいで全部知っちまったんだよな。……まさか、世界を潰したりはしないだろうが。 いや、それよりも元通りの仲に戻れるかが心配だ。SOS団解散なんて俺は断じて許さんからな。 「ん……」 そのとき、ハルヒはゆっくりと上体を上げながら、起きた。 大丈夫か? 気分は悪くないか? 可能な限り優しくしながら、ハルヒに近付くと、抱き付かれた。……何故? 「どこにも行かないで! みんな、行っちゃダメ! 団長命令よ!」 こんなに必死な顔をするハルヒを過去に見たことがあるか? いや、ないね。 これくらいで落ち着くとは思わないが、ハルヒの背中を優しく叩いてやった。子どもをあやすようなあれだ。 落ち着け。俺達はみんなここにいる。誰もいなくなったりしないから……な? なんなら……。 「……なんなら何?」 俺が掴まえててやるよ。 そう言って、俺はハルヒを抱き締めた。何をしてるんだよ、みんないるってのに。 「キョン……暖かい……」 おいおい、ちょっと待て。俺は『何すんのよ、エロキョン!』とか言われて、突き飛ばされるもんだと思っていたが、なんだこの反応は。 そこ、古泉。ニヤニヤしてんじゃねぇ。朝比奈さん、顔を赤らめるのをやめてください。……長門、あくまで無表情か。 「……ほんとはね、あたしが全部知っちゃったから、みんないなくなるんじゃないかと思ったの。怖かった……」 ハルヒは俺の腕の中から声を出した。 「あたしがあれだけ望んでた不思議が、あたしの中や、すぐ近くにあったなんて……バカみたい」 そんなことねぇよ。楽しかったじゃないか。 「……うん。だからね、今の望みは違う。『みんな、ずっと一緒に』とかさ、『勝手にいなくならないで』よ。……お願いだから」 俺に包まれたまま、か細い、内気な女の子のような声をハルヒは搾り出した。 俺はずっと一緒にいることが出来るが、こいつらはどうなんだ? せっかく出来た大事な仲間だから、俺も離れたくはない。 「僕は離れません」「わたしも離れませんよ」「……わたしも」 3人は何故か即答した。誰一人、『上』に連絡することもなく。……何故だ? 「そ、そんなに簡単に決めちゃっていいの? あたしのためなんかに……。だって、みくるちゃんなんか未来……人……だし……」 「簡単な話です」と古泉。 それから、3人は口を揃えて言った。 「あなた(涼宮さん)が望んだから、僕(わたし)達はずっと一緒です」 ……なるほどな。理にかなってやがる。ハルヒは力を知った。だからと言って力が消えたわけじゃない。 ならば、不思議な現象よりも俺達と一緒にいることを望んだ今、それが叶わないことはないな。 もっとも、みんなは自分の意思で選んだのだろうけどな。 「それでは、僕達は今日は帰りますね。お二人の邪魔になりたくないですし」 そう言うと、古泉は朝比奈さんと長門の背中を押しながら保健室を出て行った。 何がお二人の邪魔だ。その羨ましい両手を離しやがれ、変態め。 「えと……キョン?」 その言葉で我に帰った。そういえば、俺の腕の中にハルヒがいたんだったな。 どうした? 「『どうした?』じゃなくてさ……。いつまで抱いてんのよ」 それもそうだ。……が、何故か俺の手が離そうとしない。ハルヒの力か? 俺の意思なのか? 「……嫌か?」 なんてことを言いやがる、この口は。こんなのは俺のキャラじゃない、古泉のキャラだ。 ……なのになんで否定しない。まさか、俺はハルヒが……? 「い、嫌じゃないけど……」 そうこう考えるうちにハルヒは返事をしてきた。お前も別人が乗り移ってるのか? 『嫌じゃない』なんて。 しかし、この状態から何にも出来ないのがヘタレな俺だ。いや、しようと思ってるわけでも無いんだが。 だからといって、急にハルヒを離すのも失礼な気がする。一応、こいつに『掴まえててやる』なんて宣言したわけだしな。 さて、動きようがなくて困る。ハルヒの表情も見えないから、そこから判断することも出来ない。 まるで、ガップリ四つに組んだ相撲取りのような状態になってしまった。 俺は椅子の上、ハルヒはベッドの上で上半身だけ抱きあっているからな。 なんなら保健の教師でも来てくれれば動くきっかけになるんだが……。 何にせよ、このままじゃ間が保たん。 「キョン……い、いつまでこうしとくのよ?」 ハルヒが口を開いたが、沈黙を保ってみる。俺が満足するまで、なんて言えるわけがない。 「そろそろ……放してくんない?」 放して、顔を見るのが恥ずかしいが、さすがにこれ以上やると変態だ。 しょうがないから放すか……んむ? 放した瞬間、目の前にハルヒの顔。いや、目の前という距離ではない。 唇が触れ合っている。それ以外も、密着に近いような距離。 そう、ハルヒにキスをされている。……何故? ゆっくりとハルヒが離れていった。表情を伺うと、よく熟れたプチトマトのように赤い。 「あー……へ、閉鎖空間って言うんだっけ? あの時の仕返しよ……」 し、仕返しってなんだよ。時効だろ? あれは。 「う、うるさい! あたしには時効って言葉は無いのよ!」 ……そうか。じゃあ、今のでプラスマイナス0だな。 ハルヒの突然の行動で、気まずさは無くなった。たぶん、俺の顔も真っ赤だがな。 真っ赤な顔をして、俺の顔を見ないようにそっぽを向いてハルヒは立ち上がった。 「か、帰るわよ!」 言われなくてもな。 ベッドから降りて、靴を履くハルヒ。そのままズカズカと歩き出すと思いきや、俺が歩き始めてもその場に立ち止まっていた。 どうしたんだ、帰るんじゃないのか? また気分が悪くなったのか? 「……早くしなさいよ」 はぁ? 「掴まえててくれるんでしょ! 早くしなさいっ!」 ……やれやれ。言っちまった俺が悪いか。 ハルヒの手を取り、二人で歩き出す。少し手が湿ってるぞ、なんて言ったら殴られるだろうな。 「キョン、あんたの手……湿ってるわよ」 ……この場合は殴っていいのか? いや、事実だから否定は出来ないけどな。 「ほっとけ」 そう一言返して、学校内を歩き、無言のままハルヒの家まで送り、別れることとなった。 「また明日ね。……絶対に来てよ、みんな揃うんだからね!」 わかってるよ、誰一人欠かさせない。もし休む奴がいたら、俺が引っ張ってきてやる。 ハルヒは久々に……と言っても昨日ぶりくらいだが、笑顔を浮かべた。 「その言葉、覚えたからね! ……じゃあね!」 そして、背を向けて自宅に入っていった。 すぐさま自分も家に帰り、妹とシャミセンの攻撃を振り切りつつ、風呂や食事を済ませ、ベッドに横になった。 やっと一日が終わったな。今日は色々ありすぎて疲れたぜ。 ……まさか、起きたら世界が変わってた。なんて無いよな。 いや、ハルヒを信じよう。自分に妙な力があるとしても、あいつはあるがままを受け入れるはずだ。 明日が、平和な一日でありますように……、なんて柄じゃないな。 眠いから寝るか。 次の日、妹に超能力で起こされ、親は手から火を出して目玉焼きを作っていた。 ……なんて漫画チックなことは無く、普通に起こされて、普通の飯を食い、普通に学校に行った。 ハルヒはどうやらそのままの世界のままにしたらしい。……そりゃそうだよな。 靴箱で谷口と会ったが、俺は遠回りをして教室に向かった。 3年の教室の前を通る。 朝から仲良さげに話す朝比奈さんと鶴屋さんの姿を確認すると、肩の力を少し抜いて2年の教室へと向かった。 2年9組の前、朝から数人に囲まれながらノートを開く古泉を確認し、6組で一人で本を読む長門を眺めた。 よし、全員揃っている。あとは……。 自分の教室の前で深呼吸を一つ。ゆっくりとドアを開けると、俺の席の後ろにそいつは座っていた。 一歩、二歩と近付いて、少し顔を赤らめている、短いポニーテールのそいつに声をかけた。 「ハルヒ」 「なに?」 「……似合ってるぞ」 おわり
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今日も朝から平和だ。 妹に起こされ、飯を食い、家を出て、ハイキングコースのような通学路を登る。 何の変哲もない日常。……まぁ、学校についたら不思議な連中に会う事になるけどな。やれやれ。 教室に入ると、不思議な連中のボス、涼宮ハルヒはすでにいた。 よう、ハルヒ。元気か? 「……微妙ね。ちょっと嫌な夢を見ちゃったから」 嫌な夢だと? 俺は閉鎖空間なんか行ってないから普通に悪夢を見たのか。 そりゃ残念だったな。元気だせよ、夢は夢でしかないからな。 ハルヒはもう一度視線を窓の外に向けて返事をした。 「わかってるわよ」 触らぬ神に祟り無し、だな。今日は大人しくして、あまり喋りかけないどくか。 それから、ハルヒはペンでつついてくることも無く、ただただ窓の外を見続けて授業を消化していた。 「おい、キョン。夫婦喧嘩でもしたのか? 涼宮の奴、えらく機嫌が悪いぞ」 誰と誰が夫婦だ、バカ谷口。ハルヒが何を考えてるなんかわからん。 「今のあいつ、中学の時みたいだぞ……おー、怖っ!」 確かに、今日のハルヒの人を寄せつけなさは、去年と同じくらいかもしれん。 何と言うか……心を閉ざしてるみたいだ。 せっかく、阪中とかとも仲良くなって、明るくなってきたんだけどな。 しょうがない、ハルヒのことならなんでもわかってしまう超能力者に不機嫌な理由を聞いてみるか。 そしたら少し元気付けてやろう。 ハルヒは掃除当番だし、ちょうどいいよな。 そう思い、放課後までの時間をゆるやかに過ごし、部室へ行った。 「何も変化はありませんよ? 閉鎖空間も生まれてませんし」 じゃあ、何であいつは不機嫌なんだよ。 「わかりませんね。直接聞いたらどうですか?」 それが出来ないから聞いてるんだよ、馬鹿野郎。 それから、朝比奈さんと長門にも聞いたが、芳しい返事は得られなかった。なんなんだよ、あいつは。 理由も無しに不機嫌を撒き散らすなんて、歩く公害か? まったく、ガキじゃあるまいし……。 「それにしても、涼宮さんの力が落ち着いたという説もあながち間違ってなかったかもしれませんね」 などと、いきなり古泉は語り始めた。 「1年前ならば、不機嫌になったらすぐに閉鎖空間が出来ていたのですが、今は違いますからね。 僕達の力が失われるのも近いかもしれません」 それはよかったな。そうなったらよく眠ってくれよ。 「もちろんですよ。閉鎖……」 バン! ……マズい、ハルヒが来た。聞かれてないよな? 古泉も少し笑いかたが不自然になっていた。 「『閉鎖』ってなんの話? どこの何が『閉鎖』したの?」 あぁ、えーとだな……。 「商店街のスーパーに知り合いがいましてね。職がなくなるかもしれないと言われて、キョンくんと不況について話していたのですよ」 古泉は台本でも用意していたかのように、サラッと言ってのけた。 よくもまぁ、こんな嘘を咄嗟に思いつくもんだ。 「……嘘よ。スーパーなら『閉鎖』じゃなくて、『閉店』を使うでしょ。古泉くんみたいに頭がいいなら尚更」 古泉は『しまった』というような表情を、笑顔と混ぜて俺を見てきた。 俺にどうしろってんだよ、バカ。 ハルヒ。何と言うか……その……うぉ!? 何故、俺はこんな素頓狂な声を出したのか? 理由は簡単。驚いたからだ。 じゃあ、何故に驚いた? ……ハルヒが立ったまま涙を流し始めたからだ。 おいおい、どうしたんだよ、ハルヒ。 「うるさい! 触るな!」 肩にそっと触れた俺は、蹴り一発で吹っ飛んだ。……痛いぞ、馬鹿力。 「あ、あの……大丈夫ですか? どこか痛いとか……」 「触るなって言ってんでしょ!」 これはまた驚いた。俺だけでなく、少しだけ触れた朝比奈さんでさえ突き飛ばしたのだ。 もう一度、問うしかなさそうだな。 おい、ハルヒ! 何があったかきちんと話さないとわからん! 「……あたし達、ずっと仲間だって……親友だって信じてたのに」 ハルヒは涙を床に落としながら、立ち尽くして口を開いた。 「いっつもあたしが来たら隠し事してるでしょ! ずっと前からわかってるのよ!」 古泉も、朝比奈さんも顔が動揺している。長門も若干、読書に気が向いていないようだ。 「あたしだけ除け者なんて酷いわ! あたしは団長よ、何であたしにだけ隠すのよ!?」 それはお前にバレたらマズいからだ。……と心の中で言ってみた。何も変わらん。 「みんな、バカよ……。あたしの気持ちもわかってくれない。それであたしを置いて消えちゃうんでしょ!?」 なんだそれは? ハルヒ、どういうことだ? 俺達は消えたりなんかしないぞ。 「夢の中で、あんた達が内緒話しててさ……あたしが輪の中に入ろうとしたら見捨てて四人で消えちゃったのよ……」 ……だから、朝から機嫌が悪かったのか。 「起きてから気付いたわ。みんな、あたしが来ると妙に何か隠してるような態度を取るって」 ……ハルヒ。 ハルヒの目から零れる涙は、未だに止まらなかった。 「あたし達、仲間じゃないの? 親友じゃないの? なんでも打ち明けてよ! じゃないと……不安で……また、昔みたいに一人ぼっちはやだよ……せっかく仲間が出来たのに……」 とうとう、ハルヒは涙を流したまま、その場に座り込んでしまった。 何か声をかけるべきか? ……しかし、かける言葉がみつからない。 正体がバレたり、ハルヒが能力に気付いたらヤバいからだ。 それを気にしてか、誰も喋らないまま5分程、時が流れて、ハルヒが喋りだした。 「……みんな、隠すんだ……。あたしだけ、除け者……。いや、イヤ、嫌!」 おい、落ち着…… 「あたしに隠し事しないでっ! 全部教えなさいっ!」 ハルヒがかなりの大声で叫んだ瞬間だった。妙な感覚に部屋が包まれた。 同時に、ハルヒが頭を抱えて、震えだした。 「な、なによこれ……」 何が起こってるんだ、長門。 「この部屋に情報が急激に集まっている。……わたし達の記憶が、涼宮ハルヒの脳に映し出されている……危険」 「え、朝倉が……キョンを? 有希? ……何これ」 今は、俺が朝倉に襲われた時に長門が助けてくれた辺りか。……じゃない! どうにかしろ、長門! 「不可能。催眠、記憶操作、全てに対して涼宮ハルヒがプロテクトをかけた。情報が止まるまでは手が出せない」 「古泉くんが……赤い……球に?」 今は、俺が古泉に閉鎖空間に連れてかれた時か。……何も出来ないなんて最悪だ。 「みくるちゃん、と……キョン? あれは……む、昔のあたし?」 ……七夕の時、か。 「嘘……あ、あの時の……キョンとのキス……?」 ………………。 みんな沈黙を続けていた。そりゃそうだ、喋れるわけがない。全てがバレてしまって、それどころじゃないんだろう。 「あ……」 は、ハルヒ! しっかりしろ! ハルヒはその場に横になった。気を失ってしまったようだ。 保健室に行くぞ。朝比奈さん、先に行ってベッドの準備を! 「は、はいっ!」 「困りましたね。涼宮さんがまさかあのような感情を抱いていたとは……」 保健室のベッドで横になるハルヒを見ながら、古泉は呟いた。 よく考えると、ハルヒほど頭のいい奴が隠し事に気付かないはずがない。 ずっと気付いてないフリをしていたんだよな、俺達とずっと仲良くしていきたかったから。 ……朝比奈さん、どこに行こうとしてるんですか? 古泉も。 「え? あ、いや、あのぅ……報告しないと……」 「僕も、機関の方に連絡を……」 未来人、超能力者、こいつらの組織には正直、うんざりだ。 仲間が倒れてるのに、上への報告が優先か。ふざけるなよ。 ……と言おうとした瞬間だった。先に声を発した人物がいた。 「あなた達は、間違っている」 意表をつかれたね。ハルヒを除いた、ここにいる全員が長門が発言したことに驚いていた。 「涼宮ハルヒは、わたし達のことを『親友』と言った。『親友』なら、起きるまで何を差し置いても付き添ってあげるものだとわたしは把握している。……違う?」 そんなことはない。お前の意見は至極真っ当だ。 「……すみません。団員失格ですね。僕はどうかしてたみたいです」 「わ、わたしも……。ごめんなさい、長門さん、キョンくん、……涼宮さん。」 やれやれ、今回も長門のおかげか。まぁ、俺も同じようなことを言おうとはしたんだがな。 それから、ハルヒが起きるまでの1時間は、ハルヒが起きた後の対策論を俺は黙って聞いていた。 ハルヒは能力のせいで全部知っちまったんだよな。……まさか、世界を潰したりはしないだろうが。 いや、それよりも元通りの仲に戻れるかが心配だ。SOS団解散なんて俺は断じて許さんからな。 「ん……」 そのとき、ハルヒはゆっくりと上体を上げながら、起きた。 大丈夫か? 気分は悪くないか? 可能な限り優しくしながら、ハルヒに近付くと、抱き付かれた。……何故? 「どこにも行かないで! みんな、行っちゃダメ! 団長命令よ!」 こんなに必死な顔をするハルヒを過去に見たことがあるか? いや、ないね。 これくらいで落ち着くとは思わないが、ハルヒの背中を優しく叩いてやった。子どもをあやすようなあれだ。 落ち着け。俺達はみんなここにいる。誰もいなくなったりしないから……な? なんなら……。 「……なんなら何?」 俺が掴まえててやるよ。 そう言って、俺はハルヒを抱き締めた。何をしてるんだよ、みんないるってのに。 「キョン……暖かい……」 おいおい、ちょっと待て。俺は『何すんのよ、エロキョン!』とか言われて、突き飛ばされるもんだと思っていたが、なんだこの反応は。 そこ、古泉。ニヤニヤしてんじゃねぇ。朝比奈さん、顔を赤らめるのをやめてください。……長門、あくまで無表情か。 「……ほんとはね、あたしが全部知っちゃったから、みんないなくなるんじゃないかと思ったの。怖かった……」 ハルヒは俺の腕の中から声を出した。 「あたしがあれだけ望んでた不思議が、あたしの中や、すぐ近くにあったなんて……バカみたい」 そんなことねぇよ。楽しかったじゃないか。 「……うん。だからね、今の望みは違う。『みんな、ずっと一緒に』とかさ、『勝手にいなくならないで』よ。……お願いだから」 俺に包まれたまま、か細い、内気な女の子のような声をハルヒは搾り出した。 俺はずっと一緒にいることが出来るが、こいつらはどうなんだ? せっかく出来た大事な仲間だから、俺も離れたくはない。 「僕は離れません」「わたしも離れませんよ」「……わたしも」 3人は何故か即答した。誰一人、『上』に連絡することもなく。……何故だ? 「そ、そんなに簡単に決めちゃっていいの? あたしのためなんかに……。だって、みくるちゃんなんか未来……人……だし……」 「簡単な話です」と古泉。 それから、3人は口を揃えて言った。 「あなた(涼宮さん)が望んだから、僕(わたし)達はずっと一緒です」 ……なるほどな。理にかなってやがる。ハルヒは力を知った。だからと言って力が消えたわけじゃない。 ならば、不思議な現象よりも俺達と一緒にいることを望んだ今、それが叶わないことはないな。 もっとも、みんなは自分の意思で選んだのだろうけどな。 「それでは、僕達は今日は帰りますね。お二人の邪魔になりたくないですし」 そう言うと、古泉は朝比奈さんと長門の背中を押しながら保健室を出て行った。 何がお二人の邪魔だ。その羨ましい両手を離しやがれ、変態め。 「えと……キョン?」 その言葉で我に帰った。そういえば、俺の腕の中にハルヒがいたんだったな。 どうした? 「『どうした?』じゃなくてさ……。いつまで抱いてんのよ」 それもそうだ。……が、何故か俺の手が離そうとしない。ハルヒの力か? 俺の意思なのか? 「……嫌か?」 なんてことを言いやがる、この口は。こんなのは俺のキャラじゃない、古泉のキャラだ。 ……なのになんで否定しない。まさか、俺はハルヒが……? 「い、嫌じゃないけど……」 そうこう考えるうちにハルヒは返事をしてきた。お前も別人が乗り移ってるのか? 『嫌じゃない』なんて。 しかし、この状態から何にも出来ないのがヘタレな俺だ。いや、しようと思ってるわけでも無いんだが。 だからといって、急にハルヒを離すのも失礼な気がする。一応、こいつに『掴まえててやる』なんて宣言したわけだしな。 さて、動きようがなくて困る。ハルヒの表情も見えないから、そこから判断することも出来ない。 まるで、ガップリ四つに組んだ相撲取りのような状態になってしまった。 俺は椅子の上、ハルヒはベッドの上で上半身だけ抱きあっているからな。 なんなら保健の教師でも来てくれれば動くきっかけになるんだが……。 何にせよ、このままじゃ間が保たん。 「キョン……い、いつまでこうしとくのよ?」 ハルヒが口を開いたが、沈黙を保ってみる。俺が満足するまで、なんて言えるわけがない。 「そろそろ……放してくんない?」 放して、顔を見るのが恥ずかしいが、さすがにこれ以上やると変態だ。 しょうがないから放すか……んむ? 放した瞬間、目の前にハルヒの顔。いや、目の前という距離ではない。 唇が触れ合っている。それ以外も、密着に近いような距離。 そう、ハルヒにキスをされている。……何故? ゆっくりとハルヒが離れていった。表情を伺うと、よく熟れたプチトマトのように赤い。 「あー……へ、閉鎖空間って言うんだっけ? あの時の仕返しよ……」 し、仕返しってなんだよ。時効だろ? あれは。 「う、うるさい! あたしには時効って言葉は無いのよ!」 ……そうか。じゃあ、今のでプラスマイナス0だな。 ハルヒの突然の行動で、気まずさは無くなった。たぶん、俺の顔も真っ赤だがな。 真っ赤な顔をして、俺の顔を見ないようにそっぽを向いてハルヒは立ち上がった。 「か、帰るわよ!」 言われなくてもな。 ベッドから降りて、靴を履くハルヒ。そのままズカズカと歩き出すと思いきや、俺が歩き始めてもその場に立ち止まっていた。 どうしたんだ、帰るんじゃないのか? また気分が悪くなったのか? 「……早くしなさいよ」 はぁ? 「掴まえててくれるんでしょ! 早くしなさいっ!」 ……やれやれ。言っちまった俺が悪いか。 ハルヒの手を取り、二人で歩き出す。少し手が湿ってるぞ、なんて言ったら殴られるだろうな。 「キョン、あんたの手……湿ってるわよ」 ……この場合は殴っていいのか? いや、事実だから否定は出来ないけどな。 「ほっとけ」 そう一言返して、学校内を歩き、無言のままハルヒの家まで送り、別れることとなった。 「また明日ね。……絶対に来てよ、みんな揃うんだからね!」 わかってるよ、誰一人欠かさせない。もし休む奴がいたら、俺が引っ張ってきてやる。 ハルヒは久々に……と言っても昨日ぶりくらいだが、笑顔を浮かべた。 「その言葉、覚えたからね! ……じゃあね!」 そして、背を向けて自宅に入っていった。 すぐさま自分も家に帰り、妹とシャミセンの攻撃を振り切りつつ、風呂や食事を済ませ、ベッドに横になった。 やっと一日が終わったな。今日は色々ありすぎて疲れたぜ。 ……まさか、起きたら世界が変わってた。なんて無いよな。 いや、ハルヒを信じよう。自分に妙な力があるとしても、あいつはあるがままを受け入れるはずだ。 明日が、平和な一日でありますように……、なんて柄じゃないな。 眠いから寝るか。 次の日、妹に超能力で起こされ、親は手から火を出して目玉焼きを作っていた。 ……なんて漫画チックなことは無く、普通に起こされて、普通の飯を食い、普通に学校に行った。 ハルヒはどうやらそのままの世界のままにしたらしい。……そりゃそうだよな。 靴箱で谷口と会ったが、俺は遠回りをして教室に向かった。 3年の教室の前を通る。 朝から仲良さげに話す朝比奈さんと鶴屋さんの姿を確認すると、肩の力を少し抜いて2年の教室へと向かった。 2年9組の前、朝から数人に囲まれながらノートを開く古泉を確認し、6組で一人で本を読む長門を眺めた。 よし、全員揃っている。あとは……。 自分の教室の前で深呼吸を一つ。ゆっくりとドアを開けると、俺の席の後ろにそいつは座っていた。 一歩、二歩と近付いて、少し顔を赤らめている、短いポニーテールのそいつに声をかけた。 「ハルヒ」 「なに?」 「……似合ってるぞ」 おわり
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「・・・・・1位、ですか」 朝のニュース番組の終盤にあるおまけの占いコーナー。 興味はありません。私はこういうの、信じていませんから。 ならなぜ今こうして最後の方まで見ているのかというと、 それはあの人――宮永さんのため。 私は信じていないけれど、宮永さんならきっと好きだと思ったから。 (いい結果だったら教えてあげましょう) と思い、チャンネルを切り替える手を止めたのはつい先ほどのこと。 そして見事に2位という輝かしい結果を残した宮永さんの星座。 これならきっと喜んでくれるはずと、その日1日の大まかなアドバイスと ラッキーカラー、ラッキーアイテムを頭に入れ終わったその時、 『おめでとうございます!今日の1位は○○座の皆さんです!』 という女子アナウンサーの元気な声が耳に入ってきた。 それが、今のこと。 どうやら今日は私が1位らしい。でもだからって、あまり嬉しくはない。 だいたい、生まれた日にちだけで見ず知らずの人のその日に起こることなんてわかるはずないじゃないですか。 ・・・なんて、宮永さんに言ったら落ち込むでしょうから絶対に言いませんけど。 ちらりと時計を見てみる。 いつのまにやらあと少しでいつもの時間。 そろそろ出ようと腰を上げ、テレビのスイッチを切ろうと電源ボタンに親指を添えた―――その時! 『・・・○○座の皆さんは特に恋愛運が絶好調ですね♪ 勇気を出して1歩踏み出せば、きっと進展があることでしょう! ラッキーカラーはイエロー、 ラッキーアイテムは傘です!日傘でもOKですよ~♪・・・』 ピタリと、手が止まってしまった。 い、今・・・なんて言いましたか?恋愛運?し・・・進展!? 一瞬で浮かび上がるあの人の笑顔。 胸の奥の方が、じわりと熱を持つのを感じた。 「いや・・・、なな、何を考えているんですか!私はっ」 占いなんて非科学的ですっ!オカルトですっ! ラッキーアイテムとかカラーとかっ、そんなもの持ち歩いたところで何かあるはずありませんっ! ぶんぶんと首を振りながら、まだ最後まで原稿を読み上げていないであろう女子アナの声を ぶちっとテレビの電源を切り遮ったところで、私は鞄を持って玄関へと足早に向かった。 しかし、普段の私らしくないよからぬ考えを少しでも消そうと、 忘れ物はないかと慌てて辺りを見回したのが失敗だったのかもしれない。 「あ・・・」 お父さんの大きな黒い傘の隣にかかっている、私の・・・黄色の水玉模様の・・・お気に入りの、傘。 それが目に入ってしまった。 認識するのと同時に、先ほどの星座占いが一瞬でフラッシュバック。 う、占いなんて・・・ そんなことで私の運命なんて・・・ だけど、万が一それで・・・宮永さんと・・・・・・! どれだけ迷っていたのだろう。 ハッと我に返りリビングの時計を見ると、時刻はすでにいつもの出発時間よりも7分ほど、 いや、10分は過ぎていた! (しまった・・・!) 本来ならこの場合、学校に遅刻してしまうかもしれないことを 最初に心配するのだろうが、私は違った。 自分のことよりも、私を待ってくれているかもしれない彼女のことを1番に思った。 意を決してその傘を手に取る。 悩んでいたってしかたがない! そうです! 占いを信じるのではなく、 占いを信じる宮永さんを信じればいいんです! それならなんの躊躇いもなく、これを持っていける。 (多少の無理があるのは承知の上です) 「行ってまいります!」 左手に鞄、右手に傘を持って勢いよく飛び出した。 目指すは学校――ではなく、宮永さんと落ち合う予定のあの場所。 ・・・だけど。 (何もこんなに晴れてなくてもいいじゃないですか・・・・・ せめて、せめて曇っていればよかったのに) だなんて、この天気をよく思っていないのは私くらいなんだろうな、と思いながら走った。 どうか、いい1日にっ・・・・・・!! 『私たちの日常~and Happy Day!~』 * 「・・・はあっ・・・はあっ・・・!」 あれからずっと走り続けている私ですが、ふと気付いた2つの事実がその足取りを重くさせました。 1つ目は、「ラッキーカラーとアイテムを1つにまとめる必要はなかった」ということ。 ラッキーアイテムの傘だけなら、折りたたみ式のもあった。 それならわざわざ手に持たず、鞄の中に隠して登校できたのに・・・。 2つ目は、「宮永さんが私を今でも待っている可能性はとても低い」ということ。 少しだけ冷静になって考えてみれば、別にこのことを約束していたわけではないし、 一応こうやって急いではいるけれど、恐らく5分以上は遅れているだろうから。 「はあっ、はあっ、はあ・・・はぁ・・・・・」 今のは荒れた息?それともため息? ああ、私は朝からいったい何をしているんでしょうか。 晴れているのに傘を持ち、 割と本気で全力疾走なんかして。 考えれば考えるほどに呆れてくる。 でも、まったく期待していないといえばそれはウソになった。 きっともういないとは思いつつも、心のどこかで もしかしたらまだいるんじゃないか、待っていてくれるんじゃないか・・・と、考えずにはいられなかった。 ・・・それはもう、願望に近いものだったと言ってもいいかもしれません。 ようやく待ち合わせ場所(?)が見えるところまでやってこれた。 祈るような思いで―期待:不安=6:4くらいの気持ちで―そこに目を凝らせば・・・ そこには、何やら落ち着かない様子で同じところを行ったり来たりしている念願の彼女の後姿が! 「み・・・みやながさ・・・・・・っ!」 いたっ!宮永さん! 待ってくれていた! 待ってくれていたんだ! あまりの嬉しさに思わず破顔! 沈みがちになっていた足取りが一瞬で回復! そして一目散に彼女の元へ! 「み・・・っ、みや、宮永さーん・・・!!」 声を掛けたあとにすぐさま振り向いてくれた彼女の笑顔を見て つい手を振りそうになってしまった私ですが、 近付くにつれてだんだんとはっきりしてきた宮永さんの目元に うっすらと涙がにじんでいるのを確認できたその刹那、そんな浮かれた思考はどこかへ消えていきました・・・。 「はあ、はあっ・・・ごめんなさい、待たせてしまって! あの、支度に戸惑ってしまったもので(き、きっと私のせいですよね!?)」 「お、おはよう! ううん、大丈夫!気にしてないよ!」 「お、おはようございます・・・。ホントですか? (よかった・・・)ありがとうございます! ・・・あれ?宮永さん、なんだか顔が赤いような・・・?」 「ぅええっ!?あ、な、なんでもないから!全然!気にしないで!」 「??」 「ほ、ほらっ。もう行こう?遅刻しちゃうかも!」 「あ、そ、そうですね!すみません私が遅れたばっかりに・・・」 「だ、だから気にしてないってば!」 てっきり私のせいで泣いてるんだと思いましたが・・・どうやら違ったみたいです。 それはそれで一安心なのですが、やっぱり申し訳なさが込み上げてくるのには変わりありません。 もう一度・・・いや、もう何度でも謝ろうと口を開きかけたその時、 ふいに宮永さんに手をとられ、嬉しいやら恥ずかしいやらで言葉に詰まってしまいました。 ってこの短期間で一喜一憂しすぎです!私っ! * 「ところで原村さん、さっきから気になってたんだけど・・・」 「・・・はい、なんですか?」 「今日、雨降るの?」 とうとうきたな、と思いました。 予想していた通り、今日という日には到底ふさわしくない傘というアイテムを持っている私に対し疑問を投げかける宮永さん。 それに対する私の答えは、こう! 「夕立があるって聞いたんです」 「え、ホントに?あちゃー、私折りたたみ傘も持ってきてないよ」 「あ、でも!たぶん降らないでしょうから・・・心配しなくていいと思います」 「でも天気予報でそう言ってたんでしょ?」 「う・・・あの、その、あまり当たらない予報士のものなので・・・」 「そうなの?」 「ええ・・・」 な、なんとか誤魔化せましたが、余計な心配をさせてしまいました・・・ もう少しくらいまともなことは言えなかったんでしょうか・・・ 結局、いつもとさほど変わらない時間に着きました。 これならもうちょっとゆっくり歩いてもよかったんじゃ・・・。なんて。 「じゃ、原村さん!また部活でね♪」 「あ、はい!・・・じゃなくて み、宮永さん!」 「ん?」 無意識の内に例の傘を握り締めながら、私はあの星座占いのことを思い出していました。 そう、『勇気を出して、1歩踏み出せば』・・・・・!きっと! 「よかったらお昼・・・一緒に食べませんかっ?」 「!・・・うん!もちろんいいよ! 今日は私もお弁当作ってきたから、おかずの交換っこしよ!」 「はっ、はい!楽しみにしてます!」 「私も♪じゃあまたお昼にね~」 控えめなれど、今度こそ手を振り返した。 宮永さんが教室に入るのを最後まで見届けてから、自分の教室へ向かう。 その顔が自然とほころんでいるのにも気付かないまま。 あの占いが言っていたように、自分なりに一歩踏み出したら・・・いいことがあった。 正直言って複雑ですが、ああでも言われなきゃ私から宮永さんを誘うことはできなかったと思います。 (で、でも最終的には私自身の努力の結果ですからっ!) という言い訳はいったい誰に向けたものなのか。 ともかく、この日以上に待ち遠しいお昼休みはありませんでした。 * 待ちに待ったお昼の時間。 前に麻雀部の皆さんとで食べた所と同じ場所で食べました。 で、ですが、今日は2人っきり。 初めて出逢った頃は、まさかこんな風になるだなんて想像もしてませんでした。 何から何まで色んな意味で驚きの連続。 隣でニコニコとお弁当を開ける宮永さんを見つめながら、想う。 できることならもっともっと近付きたいですが、今のままでも私は充分――。 約束していたおかずの交換を交わした後(お互いに卵焼きでした。おいしいと言ってもらえてよかったです!)、 色んなことを話ながらお昼休みを過ごしました。 たわいもない世間話から、 ご近所が最近飼い始めた子猫がとてもかわいい話だとか 売店新発売のメロンパンが結構おいしいらしいとか、とにかく色々。 ですが、ここで予想外のことが起こりました・・・! 宮永さんから今朝の占いの話題が出たんです!しかも!2位のことまで! ということは宮永さんも同じ占い番組を見たってことですよね? イコール今日の1位が何座なのかもわかっているはず・・・! イコールなぜ私がアレを持っていたのかバレてしまうかも!? 今日の私ではどんなに冷静に“宮永さんの星座が2位だった”ことを伝えても 何らかの形でボロを出してしまうような気がして、あえて黙っていたというのに・・・っ。 少しでも早くこの話題を終わらせたくて、「それはよかったですね!なにかいいことありましたか?」と尋ねたら 「うん!ちゃんとラッキーカラーとラッキーアイテムもそろえてあるんだよ!」と、 嬉しげに見せてくるはかわいらしい赤色のチェックのハンカチ。 (えぇっ!どうしてここまでそろえてあるのに1位のことを突っ込まないんですか!? それはそれでいいんですけど、逆に怖いです宮永さん・・・!) それともまさか、私の星座を知らないなんてことは・・・ あ、2位の結果だけ見て1位が何座なのかまでは見てないとか・・・ないか。 いや、宮永さんならありえそう・・・。たとえばすぐにそのハンカチを取りに行ったとか・・・ど、どうでしょう? すっかり挙動不審になってしまっていた私がとりあえず肯定したその返答に、 さすがの宮永さんも不思議に思ったのか、「? う、うん!だといいよね!」と若干の苦笑い。 ・・・よし、なんとか一区切り付きました。 もしここで追及されでもしたら間違いなく終わります。早く、次の話題を―――。 キィーンコォーンカァーンコォーン・・・・・ 「えっ!もうそんな時間!?」 そう言って驚いた宮永さんに続いて、私も内心かなり驚きながら時計を見ました。 もう5分前・・・時間、ですね。 短い間でしたけど、すごく楽しかったです。 宮永さん、なんだか残念そうにしてますけど・・・ また・・・誘ってもいいんでしょうか・・・・・? * 「ふう、疲れた!」 「お疲れ様です、宮永さん」 「うん!原村さんもお疲れ!」 今日の部活も有意義に過ごすことができました。 緊張が解けたみなさんとまどろむこの時間が好きです。 この大切な時間を終わらせてしまわないためにも、全国で優勝しなくては。 改めて思い、ふと眺めたベランダの先には、澄みやかな夕空が広がっていた。 きれい。 雀卓やお茶の後片付けをしたら解散。 ゆーきと部長と染谷先輩と須賀くんにあいさつを済ませたところで、 宮永さんから「一緒に帰ろ?」と声を掛けてもらい、部室から出た。 宮永さんと一緒に帰るこの時間も、絶対に失いたくない時間のひとつ。 昇降口へ到着した辺りで、そういえば持ってきたんだったと 例の傘を傍らに、宮永さんに聞こえないよう軽くため息をついたところで 「うわっ!雨降ってきたんだけど!」 という他の清澄生の声に驚いて顔をあげた。 「「雨!?」」 私と宮永さんは急いで昇降口から外を見てみた。 すると、ぽつぽつと確かに雨が降っている。 それは見る見る内に大降りになり、私たちが帰るタイミングを完全に打ち消してしまった。 ・・・って、夕立ですか!? ま、まさか本当に降ってくるとは・・・・・!! 「朝に言ってた夕立、当たっちゃったね」と宮永さんが驚いていましたが、 実はこの時1番驚いていたのは・・・私でした。 へ、変な偶然もあるものですね・・・・・。 * 「今日雨って言ってたっけ?」とか、「マジありえね~」とか、 昇降口付近で立ち往生してる他の清澄生のそんな会話はつゆ知らず、 私はあることだけを一心に考えていました。 天候は雨。 人数は2人、でも傘は1本しかない・・・ということは、これは 相 合 傘 の チ ャ ン ス なんじゃあないでしょうか・・・!? あああ、でも、どうしましょう!? この期に及んで相合傘に誘う勇気なんて持ち合わせていませんし、 占いが言っていた一歩はもうすでにお昼休みを誘うのに踏み出してしまいました・・・ で、でも一緒に帰りたいですし・・・ここは雨が待つまで待ってましょうか。 そうすればもう少しだけ長く、一緒にいられる。うん、それがいい。・・・はぁ、相合傘。。 「は、原村さん、先に帰りなよ? 一緒に帰れないのは残念だけど、せっかく傘持ってきたんだし。 私は大丈夫だから。ね?」 いえ、待ってますよ、と言いかけて止める。 残念・・・と言ってくれましたか?今。 「ね?原村さん!その分明日、ちょっと寄り道とかしてさ!」 「残念、ですか?」 「え?」 「私と一緒に帰れないことが・・・残念、なんですか?」 「・・・あ」 別にそんな深い意味で聞いたつもりはなかったのに、宮永さんは急に顔を赤くしてしまった。 そして、そんな彼女は次に 「・・・うん。すごく残念。実は私、原村さんと一緒に帰るのいつも楽しみにしてたから」 と、はにかんだ笑顔で続けた。 いやいや、反則でしょう。 そんな嬉しいことを言われたら、勇気がどうとか占いがどうとか関係ないような気がしてきました。 いや・・・そうですよ!絶対に関係ありません! 占いなんて、生まれた日にちや手相なんかで運命を決めようとするオカルトものなんです! それをなんですか、私としたことが! 「占いが言っていた一歩はもう踏み出した」?? 占いなんかの言うとおりにしてしまうから、運命を決められてしまうんです! 私の運命は・・・、私が決めます―――!! 「では、宮永さん・・・い、一緒に!帰りましょう!」 * 今だから言います。心臓ばくばくでした。 「い、一緒に?」 「そうです!」 「え、でも雨・・・」 「で、ですから!これで!一緒に・・・!」 「・・・・・相合傘・・・ってこと?」 「・・・・・・・っ。」 傘を持つのも、うなずくのも精一杯。 もし相手がゆーきだったら、傘を支えるこの両手がこんなにも震えることはなかったと思う。 そのワケは・・・言わずもがな。 とにかく、この時の私は何かと必死だった。だけど、返ってきた返事は・・・ 「あ、ありがとう!原村さん!で、でもやっぱり悪いよ。 私が傘持ってこなかったのがいけなかったんだし、夕立だからきっとすぐ止むと思うし・・・ ・・・・・・」 恐らく宮永さんはこの後も何か言葉を続けていただろうけど、 あいにく私の聴覚はそれを思いっきり受け流してしまっていた。 今頭の中にあるのは、Σガーン!断られたっ! ←これだけ。 ぜ、絶対変だと思われた・・・踏み出すんじゃなかった、一歩・・・orz 「あ・・・で、ですよね・・・・・。ごめんなさい、宮永さん。迷惑でしたよね・・・」 「だかr・・・え!迷惑!?」 「急に相合傘だなんて・・・そんな変なこと。それも、私なんかと」 「えっ、ちょっ、ちょっと!原村さん!?」 「しかも夕立ですし、すぐあがりますよね・・・。そこまでして私と帰る必要なんてどこにも・・・・・」 「わあぁっ!!原村さん!ストップストップ!」 「はい・・・?」 「帰る必要ならあるよ!充分ある!だからやっぱり帰ろう!一緒に!!」 「えっ!?で、でも、迷惑じゃ・・・」 「そんなの全然思ってないよ!むしろ・・・っ、あ・・・」 「・・・むしろ・・・・?」 「む、むしろ・・・嬉しかった、かも・・・・・」 「!! 宮永さん・・・っ!」 「え、えへへ・・・。じゃ、じゃあ、行こっか?」 「は、はいっ!」 前言撤回。踏み出してよかったです、一歩! 「お邪魔します」と傘の中に入ってくる宮永さんを見ると、自然と笑みがこぼれます。 やはり、信じるべきは自分自身なのですね。今改めてわかりました。 一方その頃、この時のことを一部始終見ていたらしい部長たちに 翌日思いっきりからかわれてしまったのは、また別のお話。 * 「いれてもらってるんだから、私が持つよ!」 「誘ったのは私なんですから、私が持ちます!」 で、結局「2人で持とう」ってことに落ち着いた、傘持ち合戦。 宮永さんがそう言わなかったらずっと続いていたような気がします。 というわけで私たちは今相合傘をしているので す、が! 近い!こ、こんなに近くなるものなんですね、相合傘って・・・! 決して密着しているわけではないですが、初めてやった分、緊張の高まりがものすごいことに・・・! (心臓が、うるさい・・・っ) 何か話をしなければいけないのはわかってる。けど、そこまで考えがまわらない。 ふと目が合うこともあったけど、この現状がはずかしすぎてついそらしてしまった。 そういえば、私は今どれくらい赤面しているんだろう・・・いつもの比じゃないことだけは確かだけど。 いや、そんなことより、話だ。もうなんでもいいから何か話そう!(このままじゃ心臓が持ちません) 「「あのっ・・・、!!」」 え、かぶった!? 思わず足を止めてしまう。 「あ、ご、ごめんなさいっ!なんですか!?」 「う、ううん!原村さんから言って!」 「い、いえ!宮永さんから・・・」 「いいよいいよ!私なんでもないから!」 「わ、私もなんでもないですっ!」 「・・・・・」 「・・・・・」 「・・・・・・・・・あははっ」 「・・・・・・・・・ふふ」 なんだかおかしくなって笑いあった。 そうしたら、さっきまであんなに緊張していたのがウソだったかのように、気持ちが落ち着いた。 そしてどちらからともなく、また歩き出す。 やっぱり、こういった雰囲気の方が好きですね、私は。 かなり雨が弱くなっても、完全に止むまで黙っていました。 少しでも長く、相合傘を続けていたくて。 でも止んでしまったものはもう仕方ありません。 なんだかんだでいい思いをさせてくれた黄色の傘にちょっとだけ感謝の気持ちを込めつつ、 ばさばさと傘をたたみながら、宮永さんに話しかけました。 「あの、ま・・・またできたらいいですね!相合傘」 「あ、うんそうだね!またしよう!」 「はい!・・・あ!宮永さんっ!」 「ふぇっ!?なっなに!?」 宮永さんが慌ててこちらを振り向くのが気配でわかる。 私がいきなり大きな声で呼んだもんですから、驚くのも無理はないですね、ふふ。 ・・・ですが。 「ほらっ、見てください!虹ですよ!」 「え、虹!?」 そう。私が指差す空の向こうに、一際大きくてきれいな虹が架かっていたんです。 夕立の後にできやすいみたいですが、ここまで感動するような傑作は初めて見ました。 「・・・きれいだね」 「ええ、ホントに・・・」 またひとつ、いい思い出が増えた。 今日は朝から星座占いなんかに振り回されて大変な1日になると思いましたが、 1位とか2位とか・・・そんな結果に関係なく!とても幸せな1日になったと思います。 「原村さん」 「なんですか?」 「明日も、一緒に学校行こうね?」 「・・・はい!」 そう、彼女のおかげで。 ~FIN~
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Happy-go-lucky (幸運) ★ ◆Live4Uyua6 閑話―― 見上げるそこに青い空があった。 自由を象徴するブルーのスクリーンに、悠々と流れる白い千切れ雲。 午後の太陽は強く輝いてその存在を主張し、向こうには控えめな色合いの薄い月と、そしてその脇で輝く紅の凶星。 「あれが、”媛星”なのか……」 そう呟き、空を見上げていた少女――来ヶ谷唯湖は決して届かぬそれを、ただ、じぃっと目を細め見つめ続ける。 しかし、何故地下に幽閉されていた彼女が空を見上げているのか。いやそれよりもどうして彼女の目に媛星が映るのか。 その疑問は容易く解消することができる。答えは簡単だ。見上げる空も、そこに描かれた何もかもが紛い物。ただそれだけのこと。 「――お待たせしましたか?」 不意にかけられた声に唯湖は空が描かれた天井から視線を下ろし、扉の脇に立つ男――神崎黎人の方へとそれを移した。 柔和な表情を浮かべる彼の手にはトレイがあり、その上には白磁のポットに人数分の茶器。それといくつかのお茶菓子が載っている。 そして、唯湖と神埼の間には花柄のクロスがかけられた小さなテーブルに、彼女と彼の為の椅子が用意されている。 察するまでもなく、ここはその為の部屋で、今は午後のお茶の時間であった。 唯湖を椅子に座らせ慣れた所作で紅茶を淹れる神埼を、彼女はまじまじと見つめる。 事の始まりと、あの学園から地下に降りた時、そして今現在と、これで彼の姿を見るのは数えて三度目となる。 随分といい男だ――というのが率直な感想で、同年代の少女だけではなく下からも上からもさぞやもてるのだろうと想像できる。 「覚えのない香りだな」 「セイロンのルフナと言うものです。少し珍しいものかもしれません。 渋みがあり大抵はミルクティーで頂くのですが……今日はお茶菓子に合わせてそのままストレートで頂きます」 優雅に、そして手際よく紅茶を淹れる姿を見る限り、決して悪の秘密結社の頭領などという風には見えない。 どちらかと言えば、小奇麗な喫茶店を営み”紅茶王子”などと言われ女の子にちやほやされるなんて方が似合いそうだと唯湖は思う。 そしてそんなことを考えているうちに目の前に紅茶を湛えたカップが置かれた。唯湖は香りを楽しみ、一口飲んで小さく息をつく。 「悪くない。後でレシピを貰いたいところだな。……それで、君は何の魂胆があって私をこのお茶会に招待したのかな?」 さてと、唯湖は気を引き締める。 どうやらお茶の中に何かを盛られたという気配はない。とはいえ油断はならない。強行手段を取らなくとも向こうには手がいくらでもある。 クリスの命をちらつかされてはそれがあからさまなブラフだとしても逆らいようがないのだから。 今度は一体どんな無理難題を要求してくる? まさか、おねーさんのボインボインを楽しみたい、などと戯言ではあるまいだろうか。 「なに、ただあなたが暇をもてあましていたようなので一緒にお茶をと思ったまでです。 実を言うと、ここじゃあ僕と一緒に紅茶を楽しんでくれる人物はいませんでね。ならば、来ヶ谷さんならと思ったしだいでして」 ふぅん。と、唯湖は言葉未満の曖昧な息を漏らす。 確かに暇をもてあましていたの事実だ。 監視モニターを通じ一時として目を離すことなく見ていたクリスも、カジノホテルに入ってしばらく後より見ることができなくなっている。 少しのわがままを言って、監視データを取り寄せリトルバスターズの面々の生き様などを確かめてみたが、しかしまだ時間は有り余っていた。 「随分と気をきかせてくれるじゃないか。 しかし、それだけではないんだろう? 君はこの後、おねーさんにどんな恥ずかしいことをさせるつもりなんだい? 白状したまえ」 冗談めかしているが、唯湖の中には強い緊張があった。 自分が呼び出されるとなれば、その理由は十中八九クリスに関わることだろう。知らない間に何か進展があったのかと不安に襲われる。 だが神崎はゆるゆると首を振った。あくまでお茶を楽しみたいだけと譲らない。果たして彼は信用できる人間だろうか。 「だとするならば、随分と余裕だな。それとも彼らには敵わぬと見て自棄でもおこしたのかな?」 聞いて、また神埼はゆるゆると首を振った。そこからはあせりや恐怖などといった感情は全く窺えない。 「彼らと対決する準備は順調に進んでいます。 それで、一度命令を出してしまえば頭領などは暇なもの。幸いなことにこちらは頼れる人材に恵まれていますからね。 もっとも自分は一番地の中においては道具やお飾りという面が大きい。幸か不幸か実務においては蚊帳の外なんですよ」 言って、神崎は苦笑をもらす。 いや、苦笑というよりかは自らに対する嘲笑だろうか。神崎の穏やかな表情を見て、唯湖は何故だかそんな風に感じ取った。 「しかし、ひとつ質問したいのだが……これは一体どういう趣味なんだ?」 唯湖はテーブルの上に並べられた茶菓子を指差し神崎に問う。 羊羹にドラ焼き、更にはきんつば、なたねきんとん、最中、苺大福などなどと、そこにあるのは和菓子ばっかりであった。 確かに砂糖を入れずに飲む渋い紅茶とはあっていたが、しかしそもそも根本的な部分でおかしい。 「これは風華学園生徒会の……というよりも”彼女”の趣味でしてね」 彼女という言い方に唯湖は眉根を寄せ、すぐにその人物が誰であるかに思い当たった――藤乃静留である。 もう微かな記憶であるが、事の始まりの時に彼女が神埼と会話を交わしていたのを覚えている。 「定例議会で紅茶を出すのは僕の趣味でしたが、そこに出すお茶菓子の選定は彼女がしてくれました。 してくれたというよりも、彼女としてはただ実家の京都から送られてくるものをお裾分けしてくれているだけだったのかもしれませんが」 神崎はきんつばをひとつ爪楊枝で刺し口へと運んだ。甘いからか、それとも思い出にか顔が綻ぶ。 つられて唯湖もそれを口に運んだ。広がる甘みはとても強いのに不思議とトゲがない。なるほど、確かに上物なのだと思う。 「そうか。私は何度か彼女と会ったが、そんな話はできなかったな。 ……惜しいな。そうだと最初から聞いていれば、色々とできる話もあったろうに」 口に残る甘みを渋い紅茶で濯ぎ、惜しい人をなくしましたと、神崎も寂しげな溜息をついた。 「クリスくんがナイトで私がプリンセスだって? 違うな、私は毒りんごを配り歩いた醜い魔女だよ」 お茶会は進み、そして静留の話より生徒会の話に、更にはそこに顔を出していたなつきの話へと話題は移り、今はクリスの話へと移っていた。 「プリンセスはもう彼の隣にいる。私は彼に討たれるべき存在でしかないのさ」 「しかし、彼は魔女であるあなたすらも救おうとしている。……そうではないですか?」 馬鹿馬鹿しいことにな。と、唯湖は苦笑した。 自分は他人を省みないただのわがままの為に悪行を重ねたというのに、彼はそれを知ってなお自分を救おうという。 まさに人間性善説だ。理由があればどんな過ちを犯しても許されるのかいと、問いたくなる。少なくとも自分はもう自分を許せない。 「救いに来るというのならば、素直に救われたらどうですか?」 「馬鹿も休み休みに、だよ。例え救われたとしても私にはもう”その先”がないんだ……」 「なければどうだというのです? 誰しもどこかで終わるのは必定です。だったらその時までを満喫すればいい」 「私は思いのほか欲張りな人間だったようなんだ。彼を得られないというのなら、そんな中途半端はいやなんだよ……」 唯湖はぬるくなった紅茶を啜る。ぬるくなったせいだろうか、それとも気持ちの問題か、それは随分と渋い味がした。 「しかし、彼は来ヶ谷さんのそんな言葉には耳を貸さないでしょうね」 ガチャン――と、唯湖の持つカップが皿に叩きつけられた。そこには感情が、後悔と迷いのない交ぜになった怒りが篭っている。 「――君は! 君は……随分とおかしなことばかり言う。殺してほしいんじゃなかったのか? 惨めな私が自棄を起こして! 誰から構わず殺して儀式を進める……そうしろと言ってたんじゃないのか……?」 唯湖が指を絡めているカップがカチカチと音を鳴らし、彼女の中の感情を音として伝える。 だが、何を思ってか思わないのか対する神崎の表情は平静なままだ。そして、彼は一口紅茶を啜るとゆっくりと間を置き次の言葉を発した。 「――あなたは”自由”です」 ただ静かにそうとだけ、僅かに哀しみの混じった優しげな瞳で神崎はそう言葉にした。 それからしばらく、ポットの中の紅茶も冷め切りもう午後のお茶会はお開きと、そんな頃合。 相変わらず柔和な表情を崩さない神崎の隣には、彼の妹である美袋命の姿があった。 兄を匂いを追ってきたのかそれともテーブルの上の苺大福にか、壁に空いた通気口から顔を出し、埃塗れの姿で飛び出してきたのだ。 唯湖がこの場所にいることをいぶかしんだが、お茶菓子を進めることで態度は一変した。なんとも解りやすい子供である。 「(君も私も本当に愚かでしかたないな……神崎黎人君)」 妹をあやす彼を見て唯湖は彼の心情を理解した。追い詰められ、取り返しのつかない人間は自分だけではないのである。 いやむしろ引き返せないという点で言えば彼の方がよっぽどであろう。彼には妹を殺すか、妹を殺されるかという未来しかない。 なので、彼から見れば自分はまだ可能性が――自由が存在するということなのだろうが、しかし―― 「(どうして君までそんなことを言う。おねーさんは困ってしまうよ。揺さぶらないでくれたまえ)」 ――やはり引き返せないのだ。”引き返したくない”のだ。 それはあまりにも今更過ぎる。もう誰よりも自分がそれを許すことが、望むことができない。 安易で惨めな妥協より、望むのは自分の意義を見失わない為の、自分の幸せの為だけの幕引き。 「(クリス君。昨日、君に殺される夢を見たよ。とても幸せだった。君が私の為に泣いて、見送ってくれるんだ……)」 誰から後ろ指を指されようが構わない。他人からはそれが滑稽に見えても、無意味だと罵られようとも、構わない。 少女趣味だと言われようが、安直な悲劇のヒロイズムだと揶揄されようが構わない。終わるなら終わり方を選びたい。ただ、それだけの話。 それが、来ヶ谷唯湖の”自由”。 「改めてですが、黒曜の君として来ヶ谷さんがクリス・ヴェルディンと出会えることを保障しましょう」 「ふふふ、君は実はいいやつだったのかい?」 そう思わせているだけかもしれません。と、神崎は笑う。唯湖の顔にも笑みがあった。彼女らしい不適な笑みだ。 話に加われない神崎の妹が部屋を後にしようと彼の腕を引っ張る。どうやらこの後、兄妹で剣術の稽古をする約束らしい。 「来ヶ谷さんもどうですか? 部屋に引き篭もっていては気も滅入るでしょう?」 「そうさせたのは君達だが……まぁいい。身体が鈍っていたところだ。遠慮なくご招待に預かるとしよう」 妹相手に手がふさがってる神崎の代わりにトレイを持ち、唯湖は彼らについて部屋を出ようとする。 ――と、ノブに手をつけたところで神崎が唯湖に振り返り、相変わらずの表情で彼女に最後のお願いをした。 「ここで、”神崎黎人”の話したことは他言無用でお願いします。何分、立場のある身ですから」 「ほほう? じゃあ、おねーさんは君の弱みをひとつ握ったことになるのかな?」 「脅かさないでください。でも、そうですね……少しばかり出歩ける範囲を広げるように便宜を図りましょう。これでどうです?」 「かまわないさ。なら今度はこっちからお茶会に誘おう」 笑いながら言い合い、そして神崎はゆっくりと扉を開いた。 廊下の先を行く神崎が漂わす気配は先ほどまでのものとは全く異なる。彼自身ではなく、一番地の長としての振る舞いだ。 それを理解し唯湖も彼に無駄に声をかけるようなことはしない。 退屈な廊下を進む最中、ただ口の中で誰にも聞こえないようある曲のフレーズを繰り返し、ただ彼の後をついていっている。 「(クリス君。届かないけれど、私からも君に謝ろう。私は君が哀しもうとも私の好きなように幕を引かせてもらう)」 彼女は一人、心色綺想曲を自身の中でリフレインさせ、己の願望を心の中に、来ヶ谷唯湖は笑みを浮かべて彼女自身の自由を往く。 ――休題。 Happy-go-lucky (幸運) 7 <前 後> Happy-go-lucky (幸運) Ⅰ
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LSS/WE27-A11 カード名:“HAPPY PARTY TRAIN”松浦 果南 カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:1 コスト:1 トリガー:0 パワー:6000 ソウル:1 特徴:《音楽》 【自】CXコンボこのカードがアタックした時、クライマックス置場に「HAPPY PARTY TRAIN」があるなら、あなたは1枚引いてよい。 レアリティ:TD ラブライブ!サンシャイン!! ラバーマット&ヴァイスシュヴァルツおためしデッキセット 収録 ・対応クライマックス カード名 トリガー HAPPY PARTY TRAIN(LSS/WE27-A20) 本 HAPPY PARTY TRAIN(LSS/W53-T22) 1・門 ・同名カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 “HAPPY PARTY TRAIN”松浦 果南 1/0 5000/1/0 青 トライアルデッキ+ ラブライブ!サンシャイン!! 収録
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We re so Happy Ryu☆ ADVANCED Level 8 BPM 185 Notes 724 1 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 2 口①口① |①---| ①口①口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 3 口口口口 |①---| 口口口口 |----| 口①口① |----| ①口①口 |----| 4 ①口①口 |①---| 口①口① |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 5 口口口口 |①---| 口口口口 |----| ①口①口 |----| 口①口① |----| 6 口口⑥口 |①-②-| ①⑤⑥口 |③-④-| ②⑤口④ |--⑤-| ③口口④ |--⑥-| 7 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 8 口口口⑤ |①-②-| ②④⑤口 |--③-| ①④口③ |--④-| 口口③口 |--⑤-| 9 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 10 ④口⑤口 |①-②-| 口④口⑤ |③-④-| 口口口口 |--⑤-| 口①②③ |----| 11 口口⑥口 |①-②-| ①⑤⑥口 |③-④-| ②⑤口④ |--⑤-| ③口口④ |--⑥-| 12 口口⑥口 |①-②-| ①⑤⑥口 |③-④-| ②⑤口④ |--⑤-| ③口口④ |--⑥-| 13 ①②⑦口 |①-②-| 口口口口 |③-④-| ⑤⑥③④ |--⑤-| 口口口口 |⑥-⑦-| 14 口③口① |①-②-| 口④口② |③-④-| 口口⑥口 |--⑤-| 口⑦口⑤ |⑥-⑦-| 15 口口口⑤ |①-②-| ②④⑤口 |--③-| ①④口③ |--④-| 口口③口 |--⑤-| 16 口口口⑤ |①-②-| ②④⑤口 |--③-| ①④口③ |--④-| 口口③口 |--⑤-| 17 口口口口 |①-②-| ④⑤口口 |--③-| 口口口③ |--④-| ①②⑥口 |⑤-⑥-| 18 ③⑥口④ |①-②-| 口口⑤口 |--③-| 口口②口 |--④-| 口口口① |⑤-⑥-| 19 口口⑥口 |①-②-| ①⑤⑥口 |③-④-| ②⑤口④ |--⑤-| ③口口④ |--⑥-| 20 口口⑥口 |①-②-| ①⑤⑥口 |③-④-| ②⑤口④ |--⑤-| ③口口④ |--⑥-| 21 口口口⑤ |①-②-| ②④⑤口 |--③-| ①④口③ |--④-| 口口③口 |--⑤-| 22 口口口⑤ |①-②-| ②④⑤口 |--③-| ①④口③ |--④-| 口口③口 |--⑤-| 23 口①口口 |①-②-| ②口口口 |--③-| 口⑥⑤口 |--④-| 口口③④ |⑤-⑥-| 24 ③口②口 |①-②-| ①③口② |--③-| ⑤口④口 |--④-| 口⑤口④ |--⑤-| 25 ②⑥①⑤ |--①-| ⑧②⑦① |--②-| 口④口③ |③-④-| ④口③口 |⑤⑥⑦⑧| 26 口口⑤口 |①-②-| 口③口⑤ |③-④-| ④口②口 |--⑤-| 口④口① |----| 27 ①②口⑥ |①-②-| ⑤口口⑥ |③-④-| ⑤口③④ |--⑤-| 口口口④ |--⑥-| 28 口①口口 |--①-| 口①口口 |--②-| ③④②口 |--③-| 口口②口 |④---| 29 口口③④ |①-②-| ①②口④ |③-④-| ⑤口口⑥ |--⑤-| ⑤口口⑥ |--⑥-| 30 ①口口② |--①-| ①口口② |--②-| ④③口口 |--③-| 口口口口 |④---| 31 ①②⑥⑥ |①-②-| 口口口④ |③-④-| 口口③④ |--⑤-| ⑤⑤口口 |--⑥-| 32 口口口口 |--①-| ①①口口 |--②-| 口③口口 |--③-| 口④②② |④---| 33 ⑤⑤口口 |①-②-| ①②口④ |③-④-| 口口③④ |--⑤-| 口口⑥⑥ |--⑥-| 34 口④②② |--①-| 口③口口 |--②-| ①①口口 |--③-| 口口口口 |④---| 35 口口口⑥ |①-②-| ⑤口口⑥ |③-④-| ⑤口口④ |--⑤-| ①②③④ |--⑥-| 36 口口口⑥ |①-②-| ⑤口口⑥ |③-④-| ⑤口口④ |--⑤-| ①②③④ |--⑥-| 37 口口口⑥ |①-②-| ⑤口口⑥ |③-④-| ⑤口口④ |--⑤-| ①②③④ |--⑥-| 38 口口口⑥ |①-②-| ⑤口口⑥ |③-④-| ⑤口口④ |--⑤-| ①②③④ |--⑥-| 39 口口⑦⑧ |①-②-| ⑤⑥口口 |③-④-| 口口③④ |⑤-⑥-| ①②口口 |⑦-⑧-| 40 ②③口④ |①---| 口口口口 |②---| ②③口④ |③---| ①①①① |④---| 41 ③口口③ |①---| ②②②② |--②-| ③口口③ |----| ①①①① |③---| 42 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 43 ⑤口口⑤ |①-②-| ④④④④ |③-④-| ⑤③口⑤ |--⑤-| 口①②口 |----| 44 口口口⑥ |①②③---| 口口⑥④ |④---| 口口④⑤ |⑤---| ①②⑤③ |⑥---| 45 口口⑥口 |①-②-| ①⑤⑥口 |③-④-| ②⑤口④ |--⑤-| ③口口④ |--⑥-| 46 口口⑥口 |①-②-| ①⑤⑥口 |③-④-| ②⑤口④ |--⑤-| ③口口④ |--⑥-| 47 口口口⑤ |①-②-| ②④⑤口 |--③-| ①④口③ |--④-| 口口③口 |--⑤-| 48 口口口⑤ |①-②-| ②④⑤口 |--③-| ①④口③ |--④-| 口口③口 |--⑤-| 49 口口⑥口 |①-②-| ①⑤⑥口 |③-④-| ②⑤口④ |--⑤-| ③口口④ |--⑥-| 50 口口口口 |----| ①口口① |----| 口口口口 |①---| 口口口口 |----| 51 ①口口① |①---| 口口口口 |----| ①口口① |----| 口口口口 |----| 52 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 53 口口⑥口 |①-②-| ①⑤⑥口 |③-④-| ②⑤口④ |--⑤-| ③口口④ |--⑥-| 54 口口⑥口 |①-②-| ①⑤⑥口 |③-④-| ②⑤口④ |--⑤-| ③口口④ |--⑥-| 55 口口口⑤ |①-②-| ②④⑤口 |--③-| ①④口③ |--④-| 口口③口 |--⑤-| 56 口口口⑤ |①-②-| ②④⑤口 |--③-| ①④口③ |--④-| 口口③口 |--⑤-| 57 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 58 口口口口 |----| 口②②口 |①---| ③③③③ |②---| 口①①口 |③---| 59 ③口口③ |①---| ①②②① |--②-| ③口口③ |----| ①②②① |③---| 60 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 61 口口②③ |①-②③| ①⑦⑥口 |-④-⑤| ①口⑧口 |--⑥-| ④口口⑤ |⑦-⑧-| 62 ⑦⑧②③ |①-②③| ⑥口口口 |-④-⑤| ①口口口 |-⑥-⑦| ④口⑨⑤ |⑧-⑨-| 63 口口口口 |①-②③| ⑥口②③ |-④-⑤| ①⑦⑧⑤ |--⑥-| ④口口口 |⑦-⑧-| 64 ②③口口 |①-②③| 口⑤口④ |-④-⑤| 口⑧口⑥ |-⑥-⑦| 口⑦口① |⑧---| 65 口口②③ |①-②③| ①⑦⑥口 |-④-⑤| ①口⑧口 |--⑥-| ④口口⑤ |⑦-⑧-| 66 ⑦⑧②③ |①-②③| ⑥口口口 |-④-⑤| ①口口口 |-⑥-⑦| ④口⑨⑤ |⑧-⑨-| 67 口口口口 |①-②③| ⑥口②③ |-④-⑤| ①⑦⑧⑤ |--⑥-| ④口口口 |⑦-⑧-| 68 口③口口 |①-②③| ⑤②口④ |-④-⑤| 口⑧口⑥ |-⑥-⑦| 口⑦口① |⑧---| 69 ①②口④ |①-②-| ⑤口③④ |③-④-| ⑤口口⑥ |--⑤-| 口口口⑥ |--⑥-| 70 口①口口 |--①-| 口①口口 |--②-| ③④②口 |--③-| 口口②口 |④---| 71 ⑤⑤③④ |①-②-| ①②口④ |③-④-| 口口口口 |--⑤-| 口口⑥⑥ |--⑥-| 72 ⑤口口⑤ |①-②-| ①②③口 |③-④-| ④口口④ |--⑤-| 口口口口 |----| 73 口口口口 |①-②-| ④④口⑤ |③-④-| ⑥⑥口⑤ |--⑤-| ①②③口 |--⑥-| 74 口口口口 |①-②-| ④④口⑤ |③-④-| ⑥⑥口⑤ |--⑤-| ①②③口 |--⑥-| 75 ①②③④ |①-②-| 口口口口 |③-④-| 口口口口 |--⑤-| 口⑦⑥⑤ |⑥-⑦-| 76 口口⑥⑧ |①-②-| ②④口⑦ |③-④-| ①③⑤口 |⑤-⑥-| 口口口口 |⑦-⑧-| 77 ⑦⑦⑦⑦ |①-②-| 口③③口 |③---| ①口⑥② |④⑤⑥-| ④口口⑤ |⑦---| 78 ⑦⑦⑦⑦ |①-②-| 口⑥⑥口 |③-④-| ①⑤⑤③ |⑤-⑥-| 口④②口 |⑦---| 79 口口⑧口 |①-②-| ①⑥⑧口 |③-④-| ②⑥⑦④ |⑤-⑥-| ③⑤口④ |⑦-⑧-| 80 口口⑧口 |①-②-| ①⑥⑧口 |③-④-| ②⑥⑦④ |⑤-⑥-| ③⑤口④ |⑦-⑧-| 81 ③口⑦⑧ |①-②-| ②⑥⑧口 |③-④-| ①⑥口④ |⑤-⑥-| 口口④⑤ |⑦-⑧-| 82 ③口⑦⑧ |①-②-| ②⑥⑧口 |③-④-| ①⑥口④ |⑤-⑥-| 口口④⑤ |⑦-⑧-| 83 口口⑧口 |①-②-| ①⑥⑧口 |③-④-| ②⑥⑦④ |⑤-⑥-| ③⑤口④ |⑦-⑧-| 84 ①口口② |①---| 口口口口 |②---| ③口口③ |③---| 口④口口 |④---| 85 ②口口③ |①---| ①口口① |②---| 口口口口 |③---| ④口口口 |④---| 86 ②口口③ |①---| 口口口口 |②---| 口④口口 |③---| 口口口① |④---| 87 口口⑧口 |①-②-| ①⑥⑧口 |③-④-| ②⑥⑦④ |⑤-⑥-| ③⑤口④ |⑦-⑧-| 88 口口⑧口 |①-②-| ①⑥⑧口 |③-④-| ②⑥⑦④ |⑤-⑥-| ③⑤口④ |⑦-⑧-| 89 ③口⑦⑧ |①-②-| ②⑥⑧口 |③-④-| ①⑥口④ |⑤-⑥-| 口口④⑤ |⑦-⑧-| 90 ③口⑦⑧ |①-②-| ②⑥⑧口 |③-④-| ①⑥口④ |⑤-⑥-| 口口④⑤ |⑦-⑧-| 91 口口口口 |①---| ①口口② |②---| ③口口④ |③---| 口口口口 |④---| 92 口口口口 |①---| ①③③口 |②---| ④④④④ |③---| 口②②口 |④---| 93 ③口口③ |①---| ①②②① |--②-| ③口口③ |----| ①②②① |③---| 94 口①①口 |①---| ④④④④ |②---| 口②②口 |③---| 口③③口 |④---| 95 ①口口① |①---| 口口口口 |----| ①口口① |----| 口口口口 |----|
https://w.atwiki.jp/urieliamtykimichael/pages/4.html
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【カウンターサイド】リセマラ当たりランキング - カウサイ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」:時事ドットコム - 時事通信 マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 篠原悠希×田中芳樹が明かす「歴史ファンタジー小説ならではの悩み」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ヒシアケボノの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) サモンズボード攻略wiki - GameWith 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ガーディアンテイルズ】ギルドレイド戦(秘密の研究所)の攻略とおすすめキャラ【ガデテル】 - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ”(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? 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製作者 lvyuki DL先↓ http //www.mediafire.com/file/o2ncaap05kjucam/I_wanna_happy_birthday_to_a17.zip
https://w.atwiki.jp/bemani_ry/pages/29.html
曲名 読み 略称 由来・備考 100% minimoo-G ひゃくパーセント・ミニモーグ 100% 曲名省略 ミニモーグ 読み省略 alla turca con passione アラ・トゥルカ・コン・パッショーネ トルコ 原曲(トルコ行進曲)から Aurora オーロラ - - CaptivAte ~浄化~ キャプティベイト・じょうか 浄化 曲名省略 Catch Me キャッチ・ミー - - Don t let it go ドント・レット・イット・ゴー ドレリゴ 語呂 double thrash ダブル・スラッシュ // 曲名省略(本来「/」はSlash) EDEN エデン ( ゚д゚ )彡そう! 歌詞・ムービー EMPTY OF THE SKY エンプティー・オブ・ザ・スカイ 虚空 和訳 First Resolution ファースト・リゾリューション - - FUNKTION ファンクション - - garden ガーデン 庭 和訳 Get em up to R.A.V.E ゲッテム・アップ・トゥ・レイヴ - - GREEN EYES グリーン・アイズ 緑目 和訳 HAPPY☆ANGEL ハッピー・エンジェル - - I am アイ・アム - - in motion イン・モーション 陰毛 読み省略 INAZUMA イナズマ 稲妻 漢字化 LESSON 5 レッスン・ファイヴ - - Listen Up リッスン・アップ - - Little Little Princess リトル・リトル・プリンセス リトプリ 読み省略 Love Magic ラヴ・マジック - - mind the gap マインド・ザ・ギャップ トイレ ムービー MOON RACE ムーン・レース うどんげ ムービー PATRIOTISM パトリオッティズム 愛国心 和訳 Pink Rose ピンク・ローズ - - PLASMA プラズマ - - Pollinosis ポリノーシス 花粉症 和訳 POODLE プードル - - rage against usual レイジ・アゲインスト・ユージュアル レイジ零時 読み省略 SCREAM SQUAD スクリーム・スカッド スクスカ 読み省略 Scripted Connection⇒ スクリプテッド・コネクション ⇒ 曲名省略 スクコネスクリプ 読み省略 SEXYSEXYCHEVY セクシー・セクシー・シェヴィー - - SigSig シグシグ - - SPARK! スパーク - - tant pis pour toi タン・ピ・プ・トワ 阿部さんやらないか ムービー Tizona d El Cid ティソナ・デル・シド - - TOE JAM トー・ジャム - - Twelfth Style トゥエルフス・スタイル 12式 和訳 Under the Sky アンダー・ザ・スカイ アンスカ 読み省略 We are Disっ娘よっつ打ち命 ウィー・アー・ディスっこよっつうちいのち - - Xepher ゼファー 〆 曲名・ムービー オレはビートマニア!お前は何マニア? オレはビートマニアおまえはなにマニア 俺マニア 曲名省略 キャッシュレスは愛情消すティッシュ キャッシュレスはあいじょうけすティッシュ ティッシュ セグメント 月光 げっこう - - ヒマワリ - - - 冥 めい - - ラクエン - - -
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VS HappyArts 日付 11月8日 時間 23:00 場所 攻城戦lv1 攻撃側 HappyArts ぐだぐだふぁみり~(仮 敗北 - 勝利 範囲攻撃が痛かったけど 人数が多めだったので勝てた